QNAP NAS (TS-453Be) での port trunking (link aggregation) は不安定?
前提
前提として、QNAP TS-453Be に Toshiba N300 を4つ入れて RAID 5 している。1ヶ月ほど前に導入して、すぐに port trunking を ON にして*1これまでは問題なく使ってきた。たまに接続が切れるな、と思うことはあったが、長くても数分で復帰していたので問題視してこなかった。
PC は Windows 10 & Windows 7 で、これまでに3台からアクセスしたことがある。
トラブルの経過
先程繋がらなくなった際には1時間以上経っても全く復帰せずに困った。Win のエクスプローラはもちろん、web ログインもできなくなり、ping も通らない。なぜか Qfinder からは一応存在が確認できる。ただし見えるだけでほぼ何もできない。再起動すら受け付けない。しょうがないので本体のボタンを押してシャットダウン→再度起動、としたが状況は変わらず。もしかして…?と思い Qfinder から port trunking を解除して個別の Ethernet 扱いに戻すと…(これはなぜかできた)Webログインを始めすべての機能が戻ったようだ。
「普段と違うことをしなかった?」
した。
今日、普段と違うことをしたのは何かと考えると、3つある。
- Qfinder の update
- SMTP の設定
- PC の移動
Qfinder を起動すると更新のお知らせが来たので行った。このとき同時に SMTP の設定をしましょうみたいなダイアログが出ていたので、更新後に設定した。Warning や Error(おそらく RAID の fail や空き容量不足などだろう)がメールで届くとありがたいなと思ったのだった。テストメールは問題なく送信・受信できた。いま思うとこの少しあと(少なくとも数時間以内)に接続が切れたように思う。もう一ついつもと違うこととしては、普段NASへとアクセスしていたPCのうち1台の場所を移動(建物を変えたが同じサブネット内)して、再度NASにアクセスしようとした、ということがある。このときにアクセスできなかったことで、問題の発生に気づいた。いずれかが本当に今回のトラブルに関係しているかは、正直わからないが、今後のためにも記録しておく。Qfinder が一番怪しいか…?
今後の予定
実際問題として、途中の経路に 1 GbE が入っているせいで port trunking の恩恵はほとんどないか、あるとしてもこの不安定性に見合うものではないと判断する。